「ブローのプロ」になるしかなかった、「脱縮毛矯正」「クセを活かす」は続かなかった、「紆余曲折縮毛矯正30年」

縮毛矯正30年の歴史



美容師さんの言うことを割と素直に聞いて、

出来ることと出来ないことを理解して、「扱いやすい客」を自負しているつもりの私。
現時点では特に不満はありません。

なぜこのような境地に辿りついたのか、

ここで少し私の「クセ毛」と「縮毛矯正」の歴史30年をご紹介します。

【幼稚園〜小学校低学年】幼稚園から始まったクルクル…小2でショートカットにされて母親と大喧嘩



ウチは父親がクセ毛、母親が直毛。姉弟も直毛(弟はちょっとクセあるかな)。

私もアルバムで見る限り幼稚園入園までは猫毛ではあったものの、

そこまでクセは強いようには見えないんです。

それが入園すると、一気にクセが強くなっていったのが如実にわかります。

小学校に入学するともっとクセが強くなっていきました。

クセが強いのがわかりやすいショートカットはイヤ。

でも、我が家は子どもが3人。

ロングでは母に髪を結んでもらう必要があります。

(編み込み等、母は起用だったんですけどね)

朝が忙しい母にとっては、ショートカットにしてくれた方がどんなに助かることか。

今となってはとても理解できるんですけどね。

その時はとにかくイヤでイヤで抵抗し続けたのですが。

たしか小2になって、強制的にショートカットにさせられました。

(昭和の時代ですから…)

帰宅して、それはもう泣いて泣いて。

泣き叫んで。

母も感情的になって、「だったら好きな髪型にしなさい!この中から選びなさい!」と

私のアルバムを手に叫ぶ、それはもう大喧嘩です。

今となっては笑い話ですが、

それほどクセ毛にコンプレックスを持っていたんだと思います。

【小学校高学年】ブローはプロ級、それでもストレートパーマがしたい!小5でストパ初体験



母との大喧嘩の後は、ずっとロングにしていたと思います。

そこからはひたすらブローの勉強です。

母と同じ美容院に通っていましたが、

母が施術されている時も、

私が施術されている時も、

ずっとずっとブローの仕方を食い入るように見ていました。

自宅でも洗面台では数十分ブローに時間をかけていました。

だから、ブローはプロ級。

(美容師さんも「クセ毛の人は自分たちよりもブローがうまい人がいる」と言っていました)

手はつかれるけど、とにかくやめられない。

小学生にして枝毛だらけ。傷みまくり。

朝の支度は姉弟と洗面台の取り合い。

授業中も家でもひたすら枝毛を見つけては割いて、

自宅では母から小言がスゴかったです。

(枝毛が一番見つけやすいのは教室の窓側。自然光が一番見つけやすいです)

それでも朝はまっすぐになった髪も体育やクラブですぐにクルクルに。

とにかく前髪のくるくるがイヤでイヤで、

母にせがんで母が通っていた美容室で初めてストレートパーマをかけてもらいました。

(かつての大喧嘩のせいか、OKしてくれました)

板みたいなプレートに髪を少しずつ貼り付けられて、

支えるのが難しくなるくらい頭が重たかった。

(写真がない…縮毛矯正の歴史が語られる際に絶対出てくるエピソードのひとつ)

その頃は、“直毛過ぎる”という昔ながらの技術の結果に気付くこともなく、

とにかく真っ直ぐがうれしくて、ご機嫌だったことを覚えています。

ここで、ストレートヘアへの憧れがいっそう強くなったんですね。

もちろん、家計もありますから

頻繁には無理でしたが、

何回かかけてもらった記憶があります。

今でも感謝ですね。

また、この時代の「ブローの勉強」の影響か、

いまだに” くるくるドライヤー”“アイロン”は苦手です…。

【中学・高校】ひたすら結んでいた中高部活一筋〜部活引退後ショートカットで大失敗



中学に入ると、もう部活(屋外スポーツ)一色。

一番そういったところに気が向くであろう時代は、

汗にまみれて美容院に行く時間もなく高校へ。

高校は同じ競技の部活に入部しましたがバイトも加わり、

正直なところ髪型がどうとかあまり記憶がないんですよね。

もちろん、写真を見ると結んでいるので

朝は変わらず洗面台の取り合いをしていたと思うんですけど。

ただ、高校で部活を引退した後に、

耳上までショートカットにした記憶があります。

(もちろん写真も残っています)

縮毛矯正(orストレートパーマ)はかけたのかなぁ。

その点は覚えていないのですが、

ショートカットになってブローが楽になったような…。

【大学】「Mr.ハビット」「リペア」1万弱の割引クーポンを使い倒してジプシーへ



地元を離れて、かなり遠方でひとり暮らしがスタート。

大学は気楽にサークルでスポーツを楽しむ程度でバイトに没頭しました。

この頃になると、「Mr.ハビット」や「リペア」が大人気となり、

美容院の割引クーポンは、この新しい縮毛矯正だらけになりました。

ストレートヘアが嬉しく、

「ちょっと真っ直ぐすぎるな」とか、

「髪の傷み」

なんてほとんど気にしなかったです。

ボブでカラーも入れ、大した手入れもせずに

屋外でスポーツしていれば、

カラーした当初とは全く違う色になりもう痛みまくりです。

割と早くに黒のロングに戻しましたが、

自分に似合う髪色や、

自分の髪質に合った(できる)髪型というものに

気付くきっかけとなりました。

「強いクセ毛なんだから無理してはいけない」

「クセが少ない人と一緒に考えてはいけない」

この時の気付きが現在につながっています。

【20代〜アラサー】転職と引っ越しの繰り返しで薄給、「クセを活かす」を初体験!



就職し、社会人になると薄給の生活が始まりますが、

私は転職を繰り返し、それに伴う引っ越しもあり、

さらに生活が苦しくなります。

そんな時です。

新しくできた友人に「私の美容師さん、クセを活かすの上手だよ。やってみなよ!」と

ススメられ、ずっと気になっていた「クセを活かす」に挑戦することにしました。

縮毛矯正代も浮くし、ちょうどいい!

実は新卒から上京した私、

時代は「カリスマ美容師」ブーム、

友人に紹介された表参道のオシャレ美容室に足を踏み入れました。

結果は…惨敗しました。

ボブになった記憶があります。

もちろん、美容院でセットされた時はちゃんとなっていたし

(そこまで気に入ったとかではなかったですが)

はたから見たらなんてことないヘアスタイルだったのかもしれません。

でも翌日からはまとまらず、

クセが

「活かされている」

のではなく、

「強く出ている」

ようにしか思えませんでした。

たしか数週間でギブアップし、

縮毛矯正をかけにいきました。

この時も思っていたのは、

「私の髪に合っていなかった」

「私がクセを活かした髪型より、ストレートに強い憧れを持っているだけ」

ということ。

大学時代の経験もあり、そこは冷静だったと思います。

とはいえ、「クセを活かす」と簡単に信じることのリスクを

思い知りました。

だから、その後は学生時代のような割引クーポンを使って、安い美容院を渡り歩きました。

頻度はまちまちだったと思います。

とはいえ、営業職でしたし接客もあったので、

基本的には黒髪ロングでブローを頑張っていました。

アラサーになると、経済的にも少し落ち着き、

自宅近くの美容院に定期的に通うようになります。

特に縮毛矯正専門店ではなかったのではなかったのですが、

特に不満もなかったです。

ただ、一回うなじの毛がゴワゴワしたことがありました。

これが今でいう「ビビり毛」だということも知らずに、

私は「縮毛矯正は傷むもの。そういうこともあるでしょ」と、

特に気にも留めず、

シャンプー後、トリートメントをつける際には最初に

うなじ付近の髪にトリートメントをしっかりとつけるようになりました。

「ビビり毛」だったことに気付き、問題なくまっすぐとなった今でも

クセでこの順番でやってしまいます。

ちょうどこの頃、遠方に住む友人のところに遊びに行った際、

数時間ヒマになった時に、

縮毛矯正するタイミングだったこともあり、

現地で評判を調べて(ようやくインターネットが日常的に)、

飛び込みで美容院(専門店ではなかったような…)に入りました。

年配の女性たちがやっていた美容院だったのですが、

とても親切で、キレイに仕上げてくれました。

(とはいえ、施術直後はどの店でもキレイなことは肝に銘じています)

遠方から来ていることを伝えると、

「帰ったらツインブラシのお店を探してごらん」と

アドバイスをされました。

そこで、自宅近くで探したところ、

決して洗練された店内ではないけれど、よさそうな美容院を発見!

「一生懸命伸ばしてくれている!」

感がすごく伝わりました。

カラーとかはメニューになかったけど、満足して通うようになりました。

私はここで、「縮毛矯正専門店」というものがあることを知るのです。

【アラフォー】デジタルパーマも楽しめる美容院2店舗に定着、15年の付き合いに



30代半ばになると、新たな転機が訪れ、

勤務地も変わり、住居も変わり、生活にも余裕が出てきました。

2年程通っていた専門店から離れてしまったため、

また新しく美容院を探す必要が出ました。

特に縮毛矯正専門店にこだわっていたわけでないので、

ネットでリサ―チして、比較的自宅から近距離の

美容院に通うようになりました。

ここで、縮毛矯正とともにヘナをするようになりました。

白髪が気になるようになったので、ヘナで髪色も明るくするようになりました。

学生の時のように外でずっとスポーツをするわけではないので、

特に気にもならず、不満もなく…。

この美容院には2年程通ったと思います。

ある時、縮毛矯正をかけたいタイミングに予約が取れないことがあり、

他のお店を探してみました。

普段はこんなことをすることはないのですが、

なぜかこの時だけは…。

すると自宅から近くはないのですが、

評判のいい「縮毛矯正専門店」がありました。

すぐには予約が取れなかったのですが、

口コミが高かったこともあり、

出てきたクセを我慢して待ちました。

そこから通い続け、現在その美容師さんとの付き合いは15年近くになります。

カットやカラーはメニューに無く、オススメの美容院を紹介してくれます。

基本は、「傷まない」を大前提に紹介してくれているので、

その2店舗間には信頼関係があり、

私もずっと安心して通い続けています。

1~2年に1度、結ぶことが多くなる夏場にデジタルパーマもかけています。

この2店舗は、何がよかったんだろう。

私に合っていた点はなんだったんだろう。

今回考えてみました。

おそらく「過度な期待をさせない」ということだと思います。

若い頃から、

比較的「シンプルが好き」スタンスで、

「クセを活かす」ことに臆病になって、

「傷めない」ことを優先してきた

私にとって、それは「安心感」につながるものでした。

さらに

・説明が納得のいく「職人」感満載だったこと

・仕事が丁寧だったこと

この2点に尽きます。

もちろん、それは「私のスタンス」に合っていただけで、

他の方には必ずしも合致するものでもないと思います。

私の仕事が「職人肌」的な側面があることもあり、

「餅は餅屋」と、プロに任せるのが一番安心という考えが

沁みついていることも大きな要因のひとつです。

(服装や髪型等、自由な職場という環境も大きいです)

こうして絶対的な信頼を寄せられる美容院に出会えたこと。

私はとても幸せだと思います。

現在では、年を重ねるとともに新たな悩みは出てくるものの、

「梅雨が」「大汗が」と以前ほど振り回されることはなくなりました。

【アラフィフ現在】クセ毛が強くなる×白髪で新たな悩みの時代へ



とはいえ、新たな悩みはもちろん出てきています。

それは「白髪」。

若い頃は、ハーフアップ等色々出来ていたヘアスタイルも

白髪の大量出現によって、全くできなくなりました。

クセが強くなったら、前髪をカチューシャでオールアップしていましたが、

生え際の白髪が気になり不可能に。

ハーフアップや、アレンジしてひとつに結ぶスタイルも、

分け目の白髪が気になって出来ません。

クセ毛の回避術の定石が、白髪によって出来なくなってしまいました。

だから私のヘアスタイルは、基本ロングでおろすか、

ひとつに結ぶことに限られます。

(髪を染めた直後は若干アレンジが増えますが)

長くなってしまいましたが、

私の「クセ毛/縮毛矯正」歴はここまで。

もし、「わかるー」「あるある」という共感ポイントがありましたら

教えていただけると嬉しいです!


そんな私が今一番気になっているのは、

ヘアアクセサリー。

前髪をキレイに伸ばせるヘアピン、

大人でも使える、クセ毛の前髪でもまとまるカチューシャ、

生え際の白髪を隠せて、職場でも使いやすいターバン、

特徴がありすぎない、シンプルなヘアアクセサリーが欲しい。

そんな素敵なヘアアクセサリーをご存知の方がいらっしゃったら、

教えてください。

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