私は専門家ではないので、ここではネット上にある「クセ毛」に関連した情報をまとめてみました。
当たり前ですが、ネットには「専門家向け」「一般向け」の情報があり、内容の幅も広い。
「一般向け」は素人でも分かるようにある程度要約&情報を一部抜粋していることも多いです。
そういった分かりやすい情報は、参考にしやすいので似た情報が拡散されていきます。
だから、「あれ?ここはどうなっているんだろう?」等若干疑問に思うことが出てくるのも必然です。
かと言って、専門家ほど深堀り・追求は出来ない…。
なので、「こういった考えがあるよ」と、あくまでご参考程度としてくださいませ。
日本人の約7割がなるくせ毛の種類と特徴
クセ毛とは、「(生まれつき)直毛でない」ことを指します。
そして日本人の約7割がクセ毛と言われ、そのクセ、悩みは十人十色。
さらに、そのなかでも縮毛矯正が必要なクセの強い人は10~15%なんだとか。
【個人の視点】
7割もいる!?
強弱もあるから、クセ強の私からみたら「そんなの全然クセ毛じゃない…」とひねくれてしまうこともしばしば。(←これ、クセ強さんなら気持ち分かってくれるはず)
とはいえ、悩みの感じ方は人それぞれだからうまくいかないもんだ…。
乾いた状態での特徴
直毛 … 以下のようなクセが無く、なめらかな手触り。
波状毛 … 手触りは悪くないが、うねりや波をうったりする部分がある。その程度は様々。 クセが弱い人は直毛に見られることも。
捻転毛 … コイルのように「ねじれ」が生じているクセ毛。ザラザラとした手触りで、細かったり太かったりして統一感が無く、ツヤがない。
連珠毛 … 数珠のように、髪の太さが一定ではなく凹凸感がある。ゴワついた手触りで切れやすい。
縮毛 … 最もクセが強く、縮れた髪の毛。
日本人は「波状毛」「捻転毛」が多いようですが、ひとりの人間でも上記のような特徴が混在していたり、部分的にクセが出ることもあり、ひとによってクセの出方は様々です。
濡れた状態での特徴(クセ毛と湿度・水分)
「湿度・水分」はクセ毛にとって最大の敵!と思っていましたが、違うこともあるようで…。
湿度・水分の影響が大きい状況下では、クセの出方が異なり、それによってクセ毛原因の違いが分かります。
髪の毛の主な成分はケラチンというタンパク質ですが、このケラチン同士の化学的結合によって髪の毛は出来ていて、クセも大きな影響を受けています。
このケラチン同士の化学的結合は主に、「水素結合」と「シスチン結合」です。
この結合がいびつな状態になってしまうと、クセが出てきてしまうというワケです。
インターネット上では、「シスチン結合」の説明が多い印象を受けますが、日本人は「いびつな水素結合」によるクセの方が多いようですね。
●日本人に多い「水素結合の影響が強いクセ」
水に濡らすとクセが伸びます。髪の中に水分が含まれると、髪のクセを決める「水素結合」が切れるからです。髪を乾かすと切れていた水素結合がつながってクセが戻ってしまいます。
●「シスチン結合の影響が強いクセ」
水に濡らすとクセが出ます。シャンプー後にうねりが強くなります。髪が乾いている時には比較的クセが伸びます。
●「水素結合とシスチン結合の両方が影響しているクセ」
水に濡らした時や湿度が高い時に出てくるクセが、髪が乾いている時にさらに強くなります。
【個人の視点】
クセ毛はみんな濡れたらクセが伸びると思ってた。
そうじゃないのね。全然知らなかった。
私は恐らく「水素結合とシスチン結合の両方」だと思うわ。
とはいえ、このタイプが分かったとてこれまでとやることは変わらない。
だからこうした情報は参考程度。
自分の髪の毛と毎日向き合っているのは私。
クセ強だけど、
「深く考え過ぎずない」
「悩み過ぎない」
「求め過ぎない」
をモットーに気楽に過ごしています。
そもそもなんでクセ毛なるの?
<1.先天的原因>
両親のうちどちらかがクセ毛だった場合、子どもは70%程度クセ毛になると言われている他、祖父母からの隔世遺伝もあるんだとか。
このようにクセ毛は優性遺伝であることが分かっていますが、この「優先遺伝」というワード、2017年には「顕性遺伝(優性遺伝)」「潜性遺伝(劣性遺伝)」と表記し、5年程度の期間を経た上で括弧内の併記を外し、「顕性遺伝」「潜性遺伝」と表記することが決定しています。
遺伝とされる症状はこんなものがあるそうです。
①毛穴・毛根のゆがみ
生まれつきのくせ毛は、毛穴と毛根が大きく関係している言われています。
毛穴が曲がっていると、その毛穴を通る髪の毛は頭皮上に出た時にも曲がってしまい、クセの強さは毛穴のカーブ度合によって変わるとも。ただし、遺伝だけでなく加齢が原因で毛穴がたるんでクセ毛になる人もいます。
また、毛根の形状もクセ毛原因のひとつ。 毛根が真っ直ぐだと髪の毛もそのまま真っすぐに成長して直毛に、毛根の形が曲がっているとゆがんだ形でクセ毛になりやすいです。
②シチスン結合
シスチンとはタンパク質を構成するアミノ酸で、システインというアミノ酸2分子が結合したものです。このシスチン結合(S-S結合)がボタンを掛け違えて結びついている場合、クセの原因となります。
【個人の視点】
水素結合は?ネット上には色々な情報がいっぱい。
シスチン結合とクセ毛は無関係としている人もいるし、難しい。私も理解が追い付かない状況。
人間の身体のことだからね。
まだ解明されていない部分も多いはずですから、この点について素人の私が追求するのはやめとくということで。
とはいえ、遺伝は誰もが納得するのでは?
私も父親がクセ毛だった。
以前、ある美容師さんに「クセ毛の人が増えている。優性遺伝だからね」と聞いたことがある。
強弱はあれど、直毛の人は本当に少ないんだとか。遠くない将来、日本人のほとんどがクセ毛になるなんてこともあるのかなぁ。
<2.後天的原因>
①皮脂・汚れによる毛穴の詰まり
・シャンプーやトリートメントの洗い残し
・汗により、皮脂や汚れが毛穴につまる
・汗を放置→酸化→皮脂やスタイリング剤が頭皮に蓄積
②髪の毛のダメージ
・紫外線、ドライヤーやヘアアイロンの熱によりキューティクルが剥がれ落ちる
・パーマ、カラー、ブリ―チにより、キューティクルが損なわれる
・髪が濡れた状態での放置、ブラシやタオルドライ等による摩擦
・ホルモンバランスの偏り
・加齢(エストロゲン減少→コラーゲン生成低下→髪が乾燥しやすくなる→髪がスカスカ)
・思春期、妊娠、出産
③不規則な生活、ストレス
・ダイエットによる食事制限
・栄養バランスの偏り
・様々なストレスによる肌荒れ同様、頭皮の状態も悪くなる
④水分とタンパク質のバランス
・髪の毛の8~9割を占めると言われているのが繊維状のタンパク質であるコルテックス(タンパク質、脂質、水分で構成)。親水性と疎水性と2種類あり、その分布が偏ると、湿気で歪んで膨張、クセが強くなる。
【個人の視点】
後天的にクセが出てくるなんて知らなかった。
遺伝でクセ毛の人が増える+後天的って、やっぱり日本人はクセ毛だらけになっちゃうのね。
縮毛矯正が必要な人ばかりになることはないだろうけど、黒髪ストレートがレアな国になっちゃうのは悲しい。
生まれつきクセ毛の憧れなのに…。
あと…ダイエットや健康でいようと思うと、何でも「ストレス」「バランス」「規則正しい生活」的な話になって
またかよって思っちまうのは私だけ…?
そんな生活出来るなら最初からしとるわっ。
と、髪の毛同様捻くれている私は面倒なことはプロに任せるスタンスなのであります。
ただし、そのプロに「やめて」と言われることはきちんと守ります。
結局「取捨選択」なんだ。
クセ強で生まれてしまった以上、あれもこれも望むのは自分にも美容師さんにも負担がかかる。
結局私は、自分が一番楽になる方法を考えるのです。
【ここからは完全に個人的見解】
クセ毛あるある① 「クセ毛って治るの!?」
後天的クセ毛ならともかく、先天的で治るわけない!…と思うのです
ネットで検索すると、治ると勘違いしちゃいたくなるような情報が割と転がっています。
「クセ毛の治し方」
「クセ毛向けシャンプー」
…
生活習慣やダメージのコントロールで後天的なクセ毛なら、扱いやすくなることはあるかもですが、
先天的なクセ毛や加齢で出てきたクセはどう考えたって難しいはずです。
あったらいいなーと期待は高まりますが、
遺伝はどうしようもないし…
毛穴や毛根のゆがみって…それなら顔のスキンケアのお悩みも無くなるはず…
と我に返ります。
とはいえ、クセの度合い、悩みの深刻度は人それぞれですから、
こうした情報で「良くなった」と実感できるのであれば悪いことじゃないと思うのですが、
そうじゃない「クセ毛情報弱者」の人が鵜呑みにして勘違いしてしまうのはいいことではないですよね。
クセ毛あるある② 「クセを活かす」はパワーワード!
クセ強さんで「クセを活かす」成功話を聞いたことがないのです…最近までは。
クセ毛話で難しいのは、クセの強さが「主観」だから。
客観的に判断する指標が見当たらいし、あったとしても悩んでいる深刻度は人それぞれ。
小学生の時からストレートパーマをかけてきた私としては、
「クセを活かす」ことが出来るクセ度合が羨ましい!とずっと思ってきました。
そんな私も、新卒になり東京で就職した際に友達に勧められて、
流行りの表参道のお店で「クセを活かそう」と提案されました。
東京の美容師の腕は他とは違うかもしれない!
一方で、初めて私の髪を触るのにクセの度合が瞬時に分かるという点には疑問が残りながらもその提案を受け入れました。
結果は…見事に期待を裏切られ、残念な自分が鏡にいました。
ボブよりも短くされて、「ワタシクセゲデス!」と激しく主張していました。
いや。待て。
他人から見たら、ちょっとは違う感想があるかもしれない。
僅かな期待をかけるも、その後褒められることは無く。
「どした?」
「バッサリいったねー」
「雰囲気が全然違う」
等々、私も困った時に使うコメントの数々。
さぞや皆さんも戸惑ったであろう。
写真を残していないのが悔やまれる。
知り合いの美容師さんからも聞いたことがあります。
「クセが強くて定期的に縮毛矯正をかけて悩んでいる人で、クセを活かす話で成功した話をあまり聞いたことがない」と。
定期的に縮毛矯正をかけていたある男性は、
「クセを活かす」という美容室に行ってみる、と宣言してしばらく来なくなった彼と、
しばらくして会った際に「ほとんど坊主に近い状態まで切られた」ことを聞いたそうです。
その彼は長めの髪を好んでずっと縮毛矯正をかけていたのに、です。
クセが強くて縮毛矯正をかけ続けている私のようなタイプには
「クセ毛を活かす」はパワーワード。
今は振り向きもしなくなったけど、昔は「神様のお告げ」かと思ったくらい。
裏切られた経験があるにも関わらず、僅かな望みにすがりたくなるくらい。
ただ、最近「Curly Me」Rinさん(https://www.curlyme.jp/)
「Enjoy!クセ毛」ナンシーさん(https://curlyhair-nancy.com/)
のようにクセを楽しんでいる方もいて、時代は変わってきたなあ、と。
「カーリーガールメソッド」は何となく知っていたけど、
自分の視野が狭いだけで、こうやって本当にクセを楽しんでいる人がいるなんて
最近まで知らなかった。
私は、まだこうしたクセを楽しむこと段階にはいけていけないけどとても清々しい気持ちになります。
いつかそうなれたらな、と。
自分のゴール・目的をどこに置くかによってクセ毛の対処も変わってくる。
私は今はまだ時短を追求していきたいと思っています。
クセ毛あるある③ これでクセの強さが分かる?
私の「くせ毛あるある」30選!
● 湿度が高い日、時期は、朝いくらセットしても無駄
● 何なら、ヘアセットしてから化粧等出掛ける準備をしている間にクセが出てくる
● 天気だけでなく、「今日汗をかく可能性があるか?」を朝真剣に考える
● 洗髪後が憂鬱で、髪を洗うのが何よりも面倒くさい
● 夜髪を洗ってきちんと乾かして寝ても、朝クセが出ていて絶望
● スポーツする時はメイクよりも髪のクセ度合いの方が気になる。
● ショートヘア、ボブは永遠の憧れ
● 毛量が多いとずっと思っていた。30代になって美容師さんに「量はそんなに多い方ではない」と言われた
● 「髪に動きを出す(がある)」を、自分の髪で実感出来たことがない
● 帽子は被ったら脱げない
● 髪を結んだ跡は消えない(カチューシャ、ターバンの跡も…)
● 今の若い子より前髪を気にしている
● 前髪のブローを引っ張り過ぎ!?抜ける→新しい毛でさらにおさまりがきかなくなる
● ブローは美容師にヒケをとらないと自負してる(小さい頃から色々な美容師さんのブローを観察してきた)
● 髪型がずっと変わらない(変えられない)、ずっとセミロング
● YouTuberのヘアセット動画、全然うまくいかない
● 近年の悩み、クセ<白髪
● 近年白髪で、ハーフアップや色々なヘアアレンジが出来ず、髪型制限がひどくなってる
● 泳げるけど、プールの授業が何よりもキライだ
● 40代半ばから額周りのクセが強くなってきた
● 乾燥してクセが出ないから冬が好き(→夏キライ)
● 美容室スケジュールが年間で決まっている
● 縮毛矯正、カラー(白髪カバー)、時々デジパ、美容室でシャンプー&コンディショナー購入…髪のために働いてる
● 縮毛矯正歴が長すぎて、もはや(額周り&生え際以外の)自分のクセが分からない
● 「クセ毛はスキンヘッドにすると直るらしい」という噂、まだ信じている
● オイル、クリーム等は出来るだけつけたくない(帰宅後すぐ横になれない)
● 小さい時からクセ毛(後天的ではない)
● クセ毛の出方が左右で異なる
● 美容室の施術直後の写真は信じない(ノーカット動画は信じる)
● 市販の「クセ毛用ケア商品」を使ったことがない
↓参考
▼プロカリテ公式

▼ロケットニュース(2016.6.9)

▼BuzzFeed(2017.2.23)

▼Pouch(2017.6.16)

6月にコンテンツが集中しているところが、わかりやすい!!!
共感個数が多い人は、クセ強さんなのは間違いない。
クセ強さんとリアルに集ってこんな話出来たら楽しいんだろうーなー。
クセ毛ネタ
クセ毛の割合が多い県は?(アデランス調べ)
アデランスが2023年1月に実施した「髪の毛の“くせ” に関する意識調査」があります。
主な調査結果トピックス
■全体の約半数が、自身を「くせ毛」と回答
■くせを最も感じているのは「熊本県民」
■女性の約35%が年齢の変化に応じて「くせが強くなった」
■髪質の変化を実感したのは「40代」が最多 ■クセ毛の人の役3割は対策を「何もしていない」


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